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DNA追及され再び「自白」…足利事件テープ

 栃木県足利市で1990年に4歳女児が殺害された足利事件で、昨年6月に釈放された菅家利和さん(63)の再審第5回公判が22日、宇都宮地裁(佐藤正信裁判長)で始まり、1審公判中だった1992年12月8日の取り調べ録音テープが再生された。

 菅家さんは前日の取り調べで否認に転じていたが、宇都宮地検の森川大司検事(当時)にDNA型鑑定などを根拠に追及され、再び犯行を認める様子が明らかになった。

 森川検事は「ずるくなれと言ったわけじゃない」などとたたみかけ、菅家さんは涙声で「勘弁してください」と再び自白した。弁護団は、森川検事が「ひきょうなことを言って罪を逃れようとするのは、人間として失格だ」と言ったことなどを、「悪魔の取り調べだった」と非難している。

 菅家さんは、取り調べから14日後の1審第6回公判で否認したが、翌月の第7回公判で再び認めた。弁護団は、「強引に再自白させられた取り調べが影響しており、公判での自白の任意性は完全に否定されるべき」としている。

 22日午後は、森川元検事の証人尋問が行われる。

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