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小沢氏聴取…本人は会見で関与否定

 小沢一郎・民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」の土地購入を巡る政治資金規正法違反事件で、東京地検特捜部は23日午後、東京都千代田区のホテルで、小沢氏から任意の事情聴取を行った。

 小沢氏は聴取終了後、同じホテルで記者会見を開き、特捜部から黙秘権を告げられて聴取を受け、調書2通に署名したことを明らかにした。小沢氏は幹事長を続投する意向を示したが、逮捕された同会の元事務担当者の石川知裕衆院議員(36)が起訴されたり、小沢氏本人の関与が濃厚となったりした場合、小沢氏の進退が政局の焦点となることは必至だ。

 特捜部の聴取は午後2時頃から始まり、4時間半に及んだ。陸山会は2004年10月29日、東京都世田谷区の土地を購入し、石川容疑者は土地代金に充てた4億円の収入などを同会の04年分の政治資金収支報告書に記載しなかった疑いが持たれている。特捜部は小沢氏に4億円の原資や報告書の記載内容に関する認識について説明を求めた。

 小沢氏は午後8時15分から、聴取を受けた同じホテルで記者会見。「被告発人として、黙秘する権利もありますと伺った」と、黙秘権を告げられたことを明らかにした。小沢氏については、市民団体から石川容疑者と共謀した容疑での告発状が東京地検に提出されている。小沢氏は「黙秘権は行使せず、調書2通に署名した」とも述べた。

 収支報告書の虚偽記入容疑について、小沢氏は「具体的な事務については担当の者が行った。私が実務的な点についてまで、立ち入って関与したことはない」と述べた。また、会見で配布した文書の中で、「記載内容について報告を受けたことはない」と主張した。

 土地代金に充てた4億円については、「私の個人的な資金」と説明。配布文書で、1997年12月に家族名義の口座から引き出した資金などを東京・元赤坂の事務所の金庫に保管し、同会に貸し付けたなどとした。また、「水谷建設」を含むゼネコンからの資金提供に関しては、「不正な金は一切受け取っていない」と否定した。

 一方、これまでの特捜部の調べに、石川容疑者は「4億円は小沢先生から受け取った」と供述。さらに、この4億円の収入を収支報告書に記載しない方針について、土地購入の直前、小沢氏に報告して了承を得ていたと供述している。

 また、水谷建設の元幹部らは04年10月中旬、石川容疑者に現金5000万円を提供したと供述し、その直後、石川容疑者が同額を同会の銀行口座に入金していたことも判明している。

 特捜部は収支報告書の虚偽記入容疑について、小沢氏が石川容疑者らと事前に共謀した疑いがあるとみており、今後、今回の聴取結果を詳しく分析し、小沢氏の刑事責任追及を視野に捜査を進める方針だ。

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