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政治主導予算嘆く自治体、官僚も事前情報ナシ

 政権交代後初めてとなる2010年度の政府予算案。厳しく無駄に切りこむ「事業仕分け」を経るなどして25日、発表されたが、政治家の権限が強まり、霞が関の官僚でさえ事前に全体像を把握できなかったという。

 蚊帳の外に置かれた官僚や自治体幹部からは「これが政治主導か」との嘆きが聞かれた。

 25日夜、国土交通省5階の記者会見場の廊下に、自治体や業界団体の担当者らが集まった。昨年まで官僚から流れてきた情報が減ったため、発表内容を早く得ようと駆けつけたという。「ダムと道路の情報がほしいのだが、今年は事前に集まらなかった」とある県職員。同省幹部も「発表数日前になっても、予算の全体像は大臣ら政務三役の頭の中。我々にはわからなかった」と話した。

 厚生労働省幹部も「政務三役だけの会議が増え、意見を伝える機会が減った」と不満を口にした。昨年までは予算編成の過程で、大臣に意見を伝えてきたが、今回は政務三役会議の後に三役を捕まえ、慌てて説明することもあったという。

 「『議論はオープン』と言いながら、途中経過が見えなかった」。全国B型肝炎訴訟東京原告団に加わっている川崎市の女性(41)も批判的だ。目標とした抗ウイルス薬の医療費助成は、概算要求では実現するかわからない「事項要求」止まり。厚労、財務省の間で折衝が行われ、自己負担を所得に応じ上限1〜2万円とする内容で予算案に盛り込まれたが、女性は「一生飲み続ける薬に月1万円の負担は重い。患者の声が届かなかった」と語る。

 子ども手当についても、国が全額負担するはずが、一転、地方に負担を求める方針に変わり、戸惑いの声が聞かれた。東京都港区の担当者は「すでに区の来年度予算案の骨格を作っていたのにまたやり直し。困った」とこぼす。

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