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新型インフル輸入ワクチン、従来と異なる製法=副作用懸念の声も

 鶏卵にウイルス株を注入して培養する従来製法の国産のインフルエンザワクチンとは異なり、今回承認される見通しとなった輸入ワクチンは使用実績の少ない新技術を用いている。厚生労働省審議会は副作用について「許容できる範囲内」との意見をまとめたが、一部の委員からは警戒が必要との声も出た。
 グラクソ・スミスクライン社の製品は鶏卵で培養したワクチンに、脂が主成分の免疫補助剤「アジュバント」を加えて効果を高めた。厚労省によると、効き目が強い半面、痛みなどの副作用も強いという。
 国立感染症研究所が実験でモルモットに5ミリリットルを注射したところ、死んだり衰弱したりするケースが目立った。しかし、厚労省は「人間にとっては1リットルに相当する」として、少量の接種では安全性に問題はないと判断した。同種ワクチンを使用している欧州でも、通常のインフルエンザワクチンを上回る数の副作用の報告はないという。
 ノバルティス社のワクチンは鶏卵でなくイヌの腎臓細胞を用いてウイルス株を増殖させ、アジュバントも使う。生きた細胞が体内に入った場合は腫瘍(しゅよう)を形成する恐れが指摘されているが、同省は「細胞は最終的に取り除かれるため、問題はない」との立場だ。
 海外製でも従来製法のワクチンは存在する。同省が国産ワクチンにこだわり輸入の決定が遅れたために、海外の従来製品は売り切れ、今回のワクチンを購入せざるを得なくなったという背景もある。 

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