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森繁久彌さんに国民栄誉賞…史上18人目、年内にも正式決定

 政府は24日、今月10日に老衰のため死去した俳優の森繁久彌さん(享年96歳)に、国民栄誉賞を贈る方向で検討に入った。平野博文官房長官が同日午後の記者会見で明らかにした。年内にも正式決定する。授与が決まれば、7月に受賞した女優・森光子(89)に続き史上18人目で、鳩山内閣では初。文化勲章とのダブルの栄誉は、映画監督の故・黒澤明さん、森に続く3人目の快挙だ。

 日本を代表する名優として活躍した天国の森繁さんに、最高の栄誉が届けられる。平野官房長官は会見で「円熟した演技と心に染みる歌唱が広く愛され、国民に希望と潤いを与えた」と理由を説明した。

 森繁さんは上演900回を誇るミュージカル「屋根の上のヴァイオリン弾き」などの舞台や、「社長」シリーズなど300本近い映画のほか、テレビ、音楽など幅広い分野で活躍。ひょうひょうとした語り口の森繁節も独特で、芸能界の巨星として長く国民の心を照らしてきた。91年には大衆芸能の分野で初の文化勲章を受章している。

 10日にこの世を去ったが、功績は決して色あせない。20日の告別式には小泉純一郎元首相ら関係者約1000人が参列。天皇陛下からは祭粢(さいし)料(供物料)が贈られた。同日のお別れ会にもファン約5000人が駆けつけた。

 国民栄誉賞は、広く国民に敬愛され、社会に明るい希望を与える顕著な業績を挙げた人物をたたえるため、77年に創設された。これまでプロ野球・王貞治氏をはじめ、歌手の故・美空ひばりさんら計17人(うち没後10人)が受賞。7月には主演舞台「放浪記」2000回を達成した森に贈られた。

 森繁さんの次男・建(たつる)さんは、政府の意向をテレビ報道で知って驚いたといい「正式ではありませんので、多くを申し上げられませんが、亡くなった父が対象となっていいものかとの戸惑いもあります。しかし、受賞が決まれば、全国のファンの皆様からのご褒美として、父は喜んでお受けすることと思います。天皇皇后両陛下のご弔意と重ね、私もありがたく光栄に思います」とコメントを寄せた。

 

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