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真下さん解放、釈放求めた仲間の処遇巡り長引く

 【サヌア=長谷川由紀】イエメンで部族関係者に誘拐された真下武男さん(63)の解放交渉の焦点となったのは、誘拐犯がイエメン政府側に釈放を求めた仲間の男(22)の処遇だった。

 部族関係者などによると、この男は、国際テロ組織アル・カーイダと関係があるとされる人物で、4年前から裁判を受けないまま、収監されている。

 部族支配が根強く残るイエメンでは、部族が中央政府に要求実現を迫る手段として、外国人を誘拐する事件が頻発しているが、多くの場合、政府側がひそかに要求に応じて早期解決をはかってきた。

 しかし、今回は対象の男が、アル・カーイダに関係している可能性があることから、テロ対策に力を入れる政府としては「受け入れがたい要求」(地元ジャーナリスト)で、政府側は、裁判の早期実施などの「妥協案」を提示。即時釈放にこだわる誘拐犯側との交渉が予想以上に長引く事態となった。

 交渉では、サレハ大統領に近いドゥワイド・サヌア県知事が政府側の窓口となり、誘拐犯が属するアルハブ部族の部族長ら6人が仲介する形で折衝が行われた。交渉関係者によると、仲介者の多くが「我々を助けに来た援助関係者を早く解放すべきだ」と迫る一方で、政府に反感を抱く一部の部族長らが誘拐犯に同調、交渉・仲介役の足並みに乱れが生じたことも、交渉を難しくしたとみられている。

 政府側は最終的に、マアリブ県など他地域から新たに有力部族長を仲介者として招請し、計10人以上の部族長が誘拐犯側を説得。部族長らは、政府に対して男の早期釈放につながる手続きの実施を迫ることなどを約束、その証しとして自動小銃を贈り、真下さんの解放実現にこぎ着けたという。

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