« <天地人>最終回視聴率22.7%、平均21.2%で「篤姫」下回る | トップページ | 鳩山首相元秘書を在宅起訴へ 偽装献金2億円超 東京地検 »

「菅家さん犯人でない」鑑定人証言…足利事件再審

 栃木県足利市で1990年に4歳女児が殺害された足利事件で、殺人などの罪で無期懲役が確定し、今年6月に釈放された菅家利和さん(63)に無罪を言い渡す再審の第2回公判が24日、宇都宮地裁(佐藤正信裁判長)で始まった。

 再審開始の決め手となったDNA型再鑑定を行った鑑定人2人が証人出廷し、検察側は、検察側推薦の鈴木広一・大阪医科大教授による再鑑定結果が無罪宣告に十分な新証拠と立証する。弁護団は、弁護側推薦の本田克也・筑波大教授の再鑑定を受け、警察庁科学警察研究所(科警研)の旧鑑定は誤りだったと立証する方針。

 鑑定人2人は、女児の下着から検出されたDNA型が菅家さんと一致しないとする再鑑定結果を提出。再鑑定結果は今年5月の再審請求即時抗告審で明らかになった。

 午前中の公判では、全国の警察で一般的に使われている「STR法」で検査した鈴木教授に対する尋問が行われた。

 検察側に説明を求められた鈴木教授は「市販の試薬を使って検査した。(女児の)下着から検出したDNA型と、菅家さんのDNA型は一致していない」と述べた。続いて検察側が、「科学的に考えて菅家さんは犯人であり得ないのか」と質問したのに対し、鈴木教授は「はい」と答えた。

 弁護団は、91年に菅家さんを逮捕する際に行われた科警研の旧鑑定について、鈴木教授の鑑定書に「当時の鑑定は刑事司法に適する科学技術として標準化が達成されていなかった」と記載されていることを指摘、旧鑑定の技術水準などについて質問。鈴木教授は旧鑑定で用いられたMCT118型法について、「当時は世界中どこでも行われていたわけではない」と答えた。

 さらに、弁護団が「当時、科警研はMCT118型法で鑑定を引き受けるべきではなかったのではないか」「旧鑑定をチェックすべきではなかったのか」と尋ねたのに対し、鈴木教授は「分かりません」と答えた。

 一方で本田教授は、MCT118型法で検査してDNA型不一致の結論を出した。弁護団は「科警研の旧鑑定が誤りだったことを端的に示している」と主張。午後からの本田教授に対する証人尋問で、旧鑑定に証拠能力がなかったとする証言を引き出す方針。

 菅家さんは入廷前、報道陣に「当時のDNA鑑定が間違っていたことを解明し、私の身の潔白を解明して頂きたい」と話した。

|

« <天地人>最終回視聴率22.7%、平均21.2%で「篤姫」下回る | トップページ | 鳩山首相元秘書を在宅起訴へ 偽装献金2億円超 東京地検 »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「菅家さん犯人でない」鑑定人証言…足利事件再審:

« <天地人>最終回視聴率22.7%、平均21.2%で「篤姫」下回る | トップページ | 鳩山首相元秘書を在宅起訴へ 偽装献金2億円超 東京地検 »